銅版画家(デザイナー)の才村昌子氏・作曲家の平野一郎氏と共に、文字通り三つどもえとなって作り上げた、
■花影の小径■
〜堤聡子(ピアノ) × 才村昌子(銅版画) の世界〜
企画監修 平野一郎
協賛 ワオンレコード
多くの反響を頂き、ひとまず公演を終えました。
終始、徹底した仕事で企画に食い込み続けて下さった才村・平野両氏、
そして会場にお越し下さった多くの皆々様に、心より感謝申し上げます。
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宮津公演では、準備段階から地元の有志「花影の会」の皆様が公演成功に向けて絶大な力を発揮して下さり、心強い支えとなりました。
また演奏会当日には、記録映像係として、音色工房の大切な仲間でもある美術家の前田剛志氏が我々に同行して下さいました。
会場となった【みやづ歴史の館】は、丹後半島の伝承音楽に由来する新作「二つの海景」(平野一郎 作曲)にとっては絶好のロケーション。
作品の故郷ともいえる土地に暮らす誇り高き人々に見守られての初演と、演奏直後に浴びたブラボーの声は、重たくも幸福な体験となりました。
公演終了後には、今までにない積極的な反応を頂きました。
宮津公演の様子・アンケートに寄せられた感想などはこちらをご覧下さい。
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加古川公演の会場となった【松風ギャラリー】は、そもそもこの企画のアイデアの源となった場所。
昨年末ラフマニノフのコンチェルトでもお世話になった加古川フィルハーモニーの代表・野村秀彦先生からのご紹介でした。
宮津とはまた雰囲気の異なる親密な空間、おそろしく多彩な音色を持つベーゼンドルファー社製の楽器、そして美しい曲線を描く壁面に並ぶ銅版画の数々。
『花影の小径』の世界を、より濃厚に感じて頂けたなら幸いです。
加古川では、企画に協賛頂いたワオンレコードの小伏和宏氏が記録録音を担って下さいました。
少々張りつめた空気の中で始まった公演も、最後には熱を帯びた拍手に迎えられて終える事が出来ました。
加古川公演の様子(写真)・アンケートに寄せられた感想などはこちらをご覧下さい。
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才村昌子氏の作品と一緒に…という私の直感は、当初の想像を遥かに超えた次元で演奏会プログラムと響き合い、うつし合う、希有な企画となりました。
『花影の小径』の名付け親でもある平野氏は、企画監修者として才村氏と私とを繋ぎ、ある意味、本企画の『影』となって奔走して下さいました。
堤「+(プラス)」才村、ではなく、まさしく堤「×(掛ける)」才村だったね。
とはワオンレコード小伏氏のお言葉。
あらたな展開に向け、花影の世界を色濃く育てて行きたいと考えています。
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